医学部・歯学部・獣医学部受験の専門予備校 九段メディカルフィールド

科目別方針

英語: English

英語科主任講師/校長 野村 道雄

英語科主任講師 野村 道雄 先生

九段メディカルフィールドの英語は、「限りなく大学入試に直結する英語であること」をテーゼとし、テキスト作成から授業展開にいたるあらゆる過程において、その人的エネルギーを入試合格に向けて遺憾なく発揮させています。つまり、“入試に学び、入試を実践する”のです。したがって、ムリ・ムダを取り除き、入試まで正味10ヶ月というわずかな期間に、いかに最大限の能率と有効性を受験生にプロデュースするのか、それがわれわれ九段メディカルフィールドの果たす使命であると考えています。

九段メディカルフィールドは、医歯獣医学部の入試問題はもとより、学部・学科を問わず、全国の国公立・私立の20年来の過去問を蓄積しています。

特に長文読解においては、大学入試に頻出の医療・自然科学などに関するテーマを分類し、より効率良く学べるよう、カリキュラムに配慮がなされています。つまり、授業を通して、頻出テーマへの対応力が自然と身につくよう、編成されているのです。

このことは英語科として、さらには医歯獣医専門予備校としての大きな特徴と言えましょう。

授業における「長文読解・英文解釈」「英文法」「英作文」が解法を学ぶという点で知識のインプット・プロセスとするならば、知識のアウトプット・プロセスとして後期から「演習」授業があります。

ここでは本番の入試さながらに、毎回制限時間内に問題にチャレンジし、直後に解説を受けるスタイルで、「今の自分」の到達度をチェックします。加えて、前期から数学同様毎週チェックテストを行い、年間を通して知識の定着を図ります。

このシステムで訓練を重ねることにより、週ごとにみなさんが弱点を補強し、実戦感覚を磨き、得点力アップを確実にするのです。

数学: Mathematics

数学科主任講師/古谷 正洋 先生

数学科主任講師 古谷 正洋 先生

市販の参考書・問題集のほとんどは教科書に従ってすべての内容を扱っています。

総合予備校のテキストは数Ⅰ・Ⅱ・A・Bについては、理工系および文系、数Ⅲについては理工系中心の比重で作成されており、医学部コースが設置されていてもオプション授業で数コマ程度過去問を扱うのが大半です。

九段のテキストは、医、歯、獣医学部という学部ごとの主題形式、配点、出題分野の傾向を徹底的に研究し、それぞれの学部で絶対に必要なものから扱っていきます。したがって、合格のための必要条件は、授業に出席し、テキストの内容を完全に身に付けることです。

その為に九段数学科では、様々な取り組みを行っております。

私立医学部志望者は、前・後期とも週4コマの数Ⅰ・Ⅱ・A・Bと、週2コマの数Ⅲで、前期は必要な公式、解法パターンの定義を目標に、入試の基礎から標準的な問題までを扱っていきます。

後期は前期で培った力を、精選された実際の入試問題を演習することにより、解法の戦略を確実なものとしていきます。
私立歯獣医学部志望者は、前・後期とも週4コマの数Ⅰ・Ⅱ・A・Bの他、前期から「数学小問演習」を取り入れ、「解く」という作業を通して解答力の定着を図ります。

前期は必要な公式・パターンの解説中心授業の展開を通して、後期は過去問を中心に扱った対策演習を通して、数学を安定した得点源となるように指導していきます。

化学: Chemistry

化学科主任講師/山本 拓也 先生

化学科主任講師 山本 拓也 先生

化学の入試は2015年度から「化学基礎」と「化学」からの出題となっています。旧課程の「化学Ⅰ+化学Ⅱ」と新課程の「化学基礎+化学」の範囲全体で見れば、扱う範囲に大きな変更はありません。

九段メディカルフィールドの化学では、既卒生や高3生ですでに「化学」を履修済みの受験生に対しては「化学基礎」「化学」の各章の配列順序にとらわれることなく化学全体を総合的にとらえて、一体系として入試のために力をつけるのに最も効果的に学習できるカリキュラムとしてテキストを構成してあります。

それに基づいて徹底的に鍛えていきます。

また、夏期講習や夏期合宿では特定分野について学力に応じた「基礎重点演習」「標準重点演習」「発展重点演習」の講座を設けて学力の向上を目指します。冬期講習や冬期合宿では、「弱点補強演習」や「大学別傾向対策」、直前期には「大学別傾向対策」で最後のまとめをして合格を目指します。
毎日の学習においては、前期、後期を通して時間割の中に生徒の自主学習に重点をおいたワークルームが組み込まれてあります。そこでは自主勉強しながら学べるようになっています。なお、化学を履修中の現役高校生は学校の授業の進度に応じたテキストとしますが、学校の授業のやや先取り学習の要素も含まれます。
「化学は絶対にわからせる」が九段メディカルフィールドの化学科のモットーです。

生物: Creatures

生物科主任講師/田村 立夫 先生

生物科主任講師 田村 立夫 先生

生物学は、多種多様な生物について観察・比較することを基礎に置く学問であるため、どうしても明記すべき事項が多くなってしまいます。

しかし、暗記に重点を置くだけの学習方法では効率が良いとは言えません。

「九段」の授業では、
①早期に受験生物の全体を理解する。
②精選された入試問題を解くことでさらに理解を深めていく。
③各大学の傾向分析にのっとり、実戦力を養う。
こうした3つの段階を踏んでいくことにより、各クラスの志望校・学力レベルに応じた学習体制の下、各項目を有機的に関連付け、全範囲を体系的に学んでいきます。

また現在の生物学は、実験を通して生命現象を理解することが主流となっています。

例えば、臓器移植、クローン、遺伝子治療、感染症といった分野でも生物学は大きな貢献をしており、このことは最近の入試問題にも反映されています。

知識問題ではなく、実験・考察問題がそれにあたります。そして、これらの問題に対応するには、実験の目的、結果予想、さらには何がそこから分かるのかという問いかけの姿勢、論理的思考態度が求められます。

受験生物は、完全に点数を取ることだけを目的として行われる短期間のトレーニングです。

その過程には自分で計画を立てて鍛えるべき場面もありますが、効率良く正しい学習を進める上で、時には厳しい指導を受けなければならない場面もあります。

どの領域のどの項目が出題されるのか、設問をどう読み取るのか、解答をどう表現するのか、そしてそのためにはどのような知識が必要なのか等、何度も反復し、マスターしなければなりません。

総論から各論へ、そして又各論から総論へ。

真剣なそのくり返しの中からのみ「入試生物」が自分のものとなることでしょう。

自分づくりの夢を持って、“受験生物”を楽しみましょう。

物理: Physics

物理

「受験物理は難しい」とか「物理さえ得点できれば医学部に合格できたのに…」という声に応えるため、「九段」物理は志望校やレベルに応じた講義、入試頻出問題を用いた実戦演習、基本問題等による解答訓練により、1年間で合格できるように指導します。

講義は「物理基礎」と「物理」の教科書の枠をとり、「力学」「熱力学」「波動」「電磁気」「原子物理」を、両方をまとめての各分野を効果的に学習出来るように組みたてています。

特に、力学と電磁気は入試の出題率が最も高い分野で、高校の教科書のように分割されると全体的な整理ができません。

物理の学習で大切なことは入試問題の解法を覚えることではなく、物理の法則や原理のシンプルな構造を知り、数少ない基本事項で多くの問題を解く力をつけることです。
九段物理科では、全くの初学者でも入試レベルの問題で合格点が確実に取れるようになるには、『どのような問題は落とせないか、落としてよいか』まで徹底的に研究、『数式よりもイメージ』を大切にした講義を展開しております。

また、医科系大学の入試問題は大学によりレベル差が大きく、特徴的な出題傾向があり、それらに対応するための対策講義が非常に充実しております。

小論文: Essay

小論文

医歯(獣)医小論文に必要なものは、問題分析のために必要な生命科学の知識と、適切な価値観の表出を行うための論理的思考能力と表現力です。

これらを1年間で合格レベルまで上げていくためには、効率的な学習をする必要があります。

そのため、九段メディカルフィールドでは、長年の医歯(獣)医小論文対策のノウハウを結集し、確実に合格論文を書くための方法論を押し進めていきます。

医療者になろうとする者に求められる医学・生命科学の知識を体系化し、医歯(獣)医小論文には欠かせない現代医療のテーマを3つに分けて厳選して解説。
①医療と倫理
②医療と科学技術の進歩
③医療と社会問題
以上のテーマと同時に、現在問題となっている最新のテーマについても、それらの問題の意義を解析していきます。

単なる断片的な知識の暗記でない、体系的な理解が出来るように学んでいきます。